こんにちは。2年の柳生です。皆様が読んでいる頃には12/15になっていることでしょう。突然ですが、大学生活は短いですよね。普通は4年、医学部生や大学院進学者とて6年で大学生活は終わってしまいます。社会人になってしまいます。そして、引っ越しもやってきます。本日は12/19に引っ越しをする私が、引っ越しにおいて大事なこと、気をつけた方がいいと感じたことについてお話ししようと思います。(キャンパス移転のため、私は2年で引っ越すことになりました)
①引っ越しの時期について
さて、12/19に引っ越しをすると言いましたが、なんでそんなに早く引っ越すの?と疑問を持たれた方も多いと思います。結論を簡潔に言えば相当安上がりになります。
例えば、今、月額70000円、敷金、礼金ゼロで募集が出されていた物件があるとします。これが、1月になると敷金礼金1ヶ月追加、2月になるとさらに1ヶ月分追加、3月になると月額73000円に変更などの事態が起こります。これは、引っ越しの繁忙期と関係があり、11月~12月が第一の繁忙期、2月~3月が第二の繁忙期となります。第二の繁忙期は、年度末の引っ越しシーズンであり、当然不動産だけでなく、引っ越し代金まで高騰することとなります。そのため、余裕があるなら2月上旬までに引っ越しを済ませた方がいいと思います。
また、実体験ですが、良い物件はすぐ他の人に契約されるため、早めにリサーチするのも大事です。実際、内見に入った物件の一つは、1週間後にはすでに他の人に契約されていました。
②住む場所について(マクロ編)
KUREHA会員の皆さんの多くは、東京の大学に通っていると思いますが、だからといってすぐ東京に住むという判断はお勧めできません。まず、大学に行ける路線図を見て、東京都外につながっているか、駅からの通学時間がどのくらいか確かめるといいでしょう。もし、東京都外で、大学までのアクセスがいいところがあれば、そこが狙い目になります。
例えば、東京大学本郷キャンパスに通う場合、いくつかアクセスできる路線はありますが、地下鉄南北線の東大前駅を使うとします。地下鉄南北線は、終点の赤羽岩淵駅において、埼玉高速鉄道と接続しており、埼玉から乗り換えなしで東大前まで行くことができます。埼玉高速鉄道沿線の住宅は、地下鉄南北線沿線の安いところに比べても、1~2万円ほど住宅の相場が安いです。交通費が追加で月2000~3000円、通学時間が追加で15分ほどかかるといっても、かなり割安だと思います。
また、住居のグレード、例えば同じような部屋でもバス・トイレ別、室内洗濯機置き場、独立洗面台、浴室乾燥機といったものがつくかどうかが変わってきます。浮いたお金を活用できる上、快適に暮らせるので検討してみてはどうでしょうか。
(東京都内に住むとすれば、23区だと北区、荒川区、練馬区、江戸川区、葛飾区、足立区が安い)
左が地下鉄南北線沿線、右が埼玉高速鉄道沿線 1万円ほど安いのがわかる
③住む場所について(ミクロ編)
住む大体の位置を決めたら、物件の検討を行いましょう。同じ場所の物件でも、ピンからキリまでいろいろあります。値段に大きく関わってくる要素としては、大体、駅からの距離、築年数、部屋の広さ、部屋の設備があげられます。これに関しては、バス・トイレ別は必須という人は多いでしょうが、意見の別れるところだと思います。
一応私のお勧めを申し上げると、部屋は25平米以上、部屋の設備はバストイレ別、室内洗濯機置き場、駅徒歩は20分以内くらいで抑えておくのが無難でしょうか。バストイレ、室内洗濯機は説明不要でしょうが、部屋の広さに関してですが、現在住んでいる寮が20平米弱の部屋であり、結構狭くて不便です(ワンルームのため、冷蔵庫を室内に置かないといけない、レンジ、洗濯機は共用)。25平米で大体7~8畳1Kくらいの部屋になるので、どこまで行けばそのくらいの部屋があるのかというふうに探すのもありだと思います。
また、駅徒歩20分以内についてですが、駅徒歩10分圏内はやはり割高になります(便利ですけどね)。20分以上と10~20分の物件は体感あんまり家賃の差はないのでそのくらいに住めばいいと思います。ある条件をよくしようと思えば、他の条件を我慢したり家賃を高く見積もったりする必要があるため、トレードオフになることは念頭におくといいと思います。
④予算について
引っ越しはお金がかかります。金食い虫です。大前提ですが、契約年はちゃんと住みましょう。住めるように、高すぎず、不便すぎない物件を取ることをお勧めします。
また、見出しとして出ている賃料以外にも出費が隠れているというのも重要なポイントです。例えば、町内会費や火災保険費、セキュリティーサポート費や、通信、光熱費などが余計にかかります。実際、自分が入居した物件は、月71000円という見出しの物件でしたが、実際のところ固定費だけで73000円かかっています。家を探す際には予算が75000円までだとしたら、72000~73000円の物件あたりを抑えておくのが無難だと思います。また、契約時の出費や引っ越し業者への振り込みなども考えると、30~50万は初期費用としてかかると思うので、親御さんに出資をしてもらうよう早めに行動しましょう。
⑤引っ越しの注意点
物件が決まったら、いざ引っ越しとなるのですが、結構面倒です。まず、引っ越し業者なのですが、星の数ほど引っ越し業者がいるため、その中から情報を取捨選択して選ぶのは至難の業となります。そのため、どのような引っ越し業者を頼むのかざっくりと決めましょう。多少高くても確実にトラブルなく引っ越しをしたいなら、サカイ、アート、アリさんの大手3社の中から、費用を抑えたいなら赤帽などの中小企業から選ぶといいと思います。自分はサカイを選んだのですが、その理由は、アートよりも安く、また見積もりがアリさんより簡単だからです。中小業者だと、1万円ほど安くなりますが、その分保証も少ないので、完全に個人の価値観で選ぶこととなります。
引っ越し用の段ボールが届いたら、荷造りをしていくのですが、少ない人でも10箱は詰めることとなります。どのタイミングで調味料を詰める、どのタイミングで勉強用具を詰めるなどは考えておく必要があります。
最後に、引っ越し以外の面倒ごととして、各種サービスの契約があげられます。電気、ガス、水道、通信など様々なサービスがありますが、電話での契約になるため、二重に通信などを契約してしまうこともしばしばあります(私もやりました)。どこがどこと電話番号をメモしておくべきでした。幸い、キャンセルはそこまで難しくないので(よほど悪質な業者でない限り)間違えて契約しても落ち着いてキャンセルしましょう。合計出費額もメモしておきましょう。
⑥最後に
ここまで書いてきた通り、引っ越しはなかなか骨の折れる作業です。ですが、計画をしっかり練って早めに行動すれば、いい家に引っ越すことができるでしょう。(私もまさか7万円ちょっとで広い1LDK に住むことができるとは思っていませんでした)。ぜひ、参考にするなり、反面教師にするなりして、引っ越しを計画してみてはいかがでしょう。皆さんの引っ越しの成功をお祈りしております。新居でクリスマスを(もちろん紅茶も一緒に)楽しく過ごせることを願いながら、この文章を結ばせていただきます。
Comments