こんにちは。2年生のBLUEです。
皆さまは最近美術に触れていますか?
つい先日美術館に行ってとっても楽しかったのでそれについて書いて行こうと思います。
私はたまに美術館に行きます。
展示はもちろん美術館の建築やあの特有の雰囲気も好きです。
庭園とか噴水があったり、建物が特殊な形だったり壁面がガラス張りだったりするとなんだかわくわくします。
表現者の念(?)のこもった作品をみてるとあぁ自分もなにか表現しなきゃ…とすこし気持ちが緊張する感じも好きです。
人気の展覧会はチケットを買うのにも館内に入るのも長蛇の列に並び、やっと館内に入れても人がぎゅうぎゅうの状態ではゆっくりみたくても立ち止まることがためらわれます。なんとなくみて、さらっと順路をまわって美術館を後にする。人をみに行ったのか作品をみに行ったのかわからないこともあります。
私は人がたくさんいるところが苦手なので人が多いだろうな…と諦めた展覧会がいくつもあります。(今思うと非常にもったいない。かなしい。)
たしか数年前にやっていたミュシャ展は大変人気で諦めてしまいました。物凄い量の人がいたと実際みにいった人から聞きました。
このコロナ渦で多くの美術館は事前予約制になり、従来よりも私の理想の美術館めぐりがしやすくなったように思います。
この間森美術館に行きましたが、館内では常にフィジカルディスタンスが保たれ、予約制による人数制限と外出自粛の影響か客入りがとても少なかったです。今まででは考えられないくらい非常にゆったりとみてまわることができました。
今まで高いと思っていた千数百円の出費も実質タダなのでは?と思わせるほど展示内容をしっかり吸収できたし、人混みのストレスも感じず大満足でした。
話は少し変わりますが、私の好きな作家さん紹介をします。
・土屋仁応
Twitter: @Yoshimasa_Tsu
Instagram: @yoshimasa_tsuchiya_info
鹿や犬、猫などの動物や想像上の生き物を作る木彫作家。
白を基調に着彩された身体に玉眼がよく映えていて、動物から視線を感じてドキッとします。
写真でも綺麗で魅力的な作品だとわかるのですが、実物を見ると作品そのものはもちろん、その周りに纏う空気さえも厳かで神聖な雰囲気があり、心奪われる作品ばかりです。
年に数回ギャラリーや百貨店で個展を開いているのでぜひ見に行ってほしいです。
・井上裕起
Twitter: @inoue_yuki
Instagram: @yuk.i.noue
主にサラマンダー(サンショウウオ)をモチーフに彫刻や平面の作品を作る現代美術作家。
どの作品もキャッチーで可愛らしいです。爬虫類好きならみんな好きそう。三輪車に乗ったサラマンダーの作品が一番印象に残っています。
車のようなパール感のある塗装が、サラマンダーの本来の肌質の印象とマッチしているし、作品のおもちゃのような可愛さも引き出されている感じがして好きです。
・阿部鉄太郎
Twitter: @AbeTetsutaro
ワインの印象をモチーフに女性の彫刻を作る作家。
作られた女性の全身のパーツのそこかしこから彼の情熱を感じます。指先や関節の作り込みや、四肢や腰の曲線がとても魅力的です。
具象彫刻ですが少しアニメチックな作風でいわゆる美少女フィギュアのような雰囲気もあって好きです。
ツイッターではよく作業風景や進捗をアップされていて、追うのが楽しいです。
・Gian Lorenzo Bernini
バロック時代の建築や絵画も手掛ける彫刻家。
彼の作品では特に「プロセルピナの略奪」が好きです。ネットでこの作品を知り、画像をみて驚愕しました。石なのに肉です。今すぐ検索してください。
死ぬまでには絶対に現物をみにいきたいです。
・ヒグチユウコ
Twitter: @nekonoboris
Instagram: @yukohiguchi3
猫を中心とした物語や絵画を描く画家。
猫以外にも犬や鰐、古代生物、人、想像上の生き物などたくさんのモチーフを描いていて、奇妙ながらも可愛くて、ダークな雰囲気もあり不思議な世界観があります。
アパレルから画材、ホビーまで多様なグッズ展開をしていて、全ての商品が可愛くてたまりません。(表参道に店舗があります。)
彼女の作品の中では、ブリューゲルの「バベルの塔」をオマージュしたものがとても好きです。展示ももちろん素晴らしかったのですが、私は画集が好きです。箔押しが盛りだくさんで、1冊に世界観とこだわりが詰まっていて素敵でした。
最後にまとまりませんが…
現代ではネットや本で世界中の美術作品をみることができます。世の中には実際に見に行けないもののほうが多いので、SNSやHPにあがっている作品を見るだけでも結構楽しいです。有名なものであれば本や個人HPで評論されていたりしますし。
しかし美術館で実際に作品をみるということは大切で貴重な経験だと私は思っています。
美術館やギャラリーという空間に置かれることによって活きる作品もありますし、作品から発せられる独特の雰囲気などは実際に作品と対峙してはじめてわかることもあります。
都内に住んでいる方は特に、周辺にたくさん美術館があるので行ってみてほしいです。
文責:BLUE
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