top of page

紅茶鍋パーティーのはなし

はじめまして、本日の記事を担当します、3年のAOと申します。

本当に本当に、毎日寒いですね……

わたしは今、諸用で親の実家に帰省しているのですが、床暖房とコタツとかいう人類最高の二大発明に手足を奪われてしまい、毎日床の上で芋虫のようになって生活をしております。この記事ももちろん、芋虫になりながら執筆しています。

寒いと食べたくなるもの、たくさんありますよね。おでん、ラーメン、シチュー、こたつに入ってミカンなんてのもイイ……

まぁ色々ありますが、ほかの何をおいても外せないのは、『 鍋 』( ´﹃`)

鍋って素晴らしいんですよね。楽、おいしい、バリエーションが豊富、あったかい、おいしい、すぐできる、とてもおいしい。


今年の10月ごろ、急に気温が下がった時に、土鍋の準備をしていたらふと考えました。

「紅茶で鍋って作れんもんかね?」

紅茶を嗜んでいる多くの皆さんが直面するであろう“積み茶問題”。有り余った茶葉を、紅茶として飲むだけでなく、美味しくお鍋でいただけるなら、そんな嬉しい在庫処分はありませんよね。


そんな思いつきでKUREHAに投げてみたところ、興味を持ってくれる人が何名かいたので、実際にお茶会として鍋を作ってみることにしました。


ということで今回は、11月に私が主催したKUREHA鍋パーティーについてご紹介していきます!


〈鍋決め〉

当日鍋パーティーを開催する前に、つくる鍋の方向性を決めました。

KUREHAオリジナル鍋レシピを考案したい気持ちはあったのですが、何もない状態から模索するには、ちょっと度胸と時間と予算が足りないかもしれない、とやや怖気付いてしまい……。

オリジナル鍋開発は次回にまわして、今回は既存のレシピをもとに3種類くらい作ってみることにしました。

参加者の皆さんにいくつか提案し、投票で選ばれたのは、

①さっぱり塩レモン紅茶鍋

②紅茶トマト鍋

③ミルクティー鍋

この3つでした!


〈鍋パーティーの様子〉

参考レシピをもとに買い出しをして材料をゲット。

10名ちょっとの参加者を想定して仕入れたところ、8,000円強というところでした。



既存レシピの簡単な手順書も用意していただきました。

参考程度に手順書を見つつ、細かいところや3つの鍋の材料の配分などは自由に考えながら作っていくスタイル。コミュニケーションをとりながら進めていきます。



⚫︎調理スタート!

まずは、材料を片っ端から切っていきます。






なかなか見ない量の山盛りで、テンションが上がりました。家庭科の調理実習を思い出しますね。


⚫︎ベースの紅茶を決める

材料が細かくなったら、いよいよ、肝心の紅茶決めです。

各々が持ち寄った茶葉を吟味して、3つの鍋それぞれに適した茶葉を厳選していきます。

「塩レモンはさっぱりめだから、ダージリンとかヌワラが良さそう」

「でも渋みが尖ってるとレモンと喧嘩しそうだよね」

「トマトは旨味が強いやつが合いそう」

「ミルクには存在感強いほうが……」

など、真剣に話し合いました。



紅茶談義の末、選ばれたのは……


塩レモン紅茶鍋・・・ダージリンファーストフラッシュ(バラスン茶園)

トマト紅茶鍋・・・サバラガムワ(ニュービターナカンダ茶園)

ミルクティー鍋・・・ラプサンスーチョン


この3つとなりました!


大きな鍋を用意して、


茶葉を測って抽出します。

この茶葉の量にもこだわり、それぞれの茶葉の特性や鍋の方向性にあわせて、話し合って設定しました。




鍋に直接ポットの紅茶を注ぎ込んでいる光景がちょっと面白くて、この写真お気に入りです。


この茶液に、コンソメなどを加えて鍋っぽくしていきます。


ミルクティー鍋はなんと、某シンガポール創業の高級紅茶店のティーバッグを超〜贅沢にしようさせていただきました。

(持ち寄っていただいたNMさん本当にありがとうございます!)




抽出中もずっとイイ香りが漂っていました。



おほーーー!なんという贅沢な絶景……!

紅茶ファン大歓喜、人生で一度見られるか見られないかの光景じゃないでしょうか。


「これ、状況を知らないお茶好きな人たちがパッと見たら炎上するわ」とか言いながら作っていました。



ミルクティーは、牛乳と調味料を入れればベースは完成。

あとは野菜やお肉をいれて、火が通るのを待ちます。



《番外編》紅茶鶏もつくったよ


せっかくの機会に鍋だけなのも寂しいので、紅茶鶏も作りました。

ラプサンスーチョンとキームンを贅沢に使用。まず茶葉を煮出します。



茶液に皮目から鶏胸肉をいれて蓋をします。

とてもいい香りでますますお腹が空きます……



お肉の中心まで火が通ったら切り分けます。

(殺菌のために、肉の中心の温度が63℃の場合は30分、70℃は3分、75℃なら1分の加熱維持が必要となります。食中毒には気をつけて調理しています)



調味料(お醤油、お酢、はちみつなど)を一旦煮立たせてから、茶液で茹でた鶏胸肉を漬け込んで、味がしみたら出来上がりです。




⚫︎そしてついに鍋が『 完成 』!!!!


ダージリンを使ったさっぱり塩レモン鍋


サバラガムワのトマト紅茶鍋


贅沢ラプサンスーチョンのミルクティー鍋。こちらはレモン風味のタレをつけていただきます。


⚫︎Let's 実食!





早速いただきます!

はぁ〜美味しい〜〜〜〜〜〜


塩レモン鍋は、ベースのダージリンの香りも感じられましたし、レモンのきゅんとした酸味と皮の渋みがアクセントになって本当にさわやかさっぱりなお鍋。塩でいただきましたが、これがまた滋味深くておいしかったです。

トマト鍋は、お肉の旨みやコンソメとサバラガムワのふくよかな風味がよく合いますし、強めの紅茶とトマトの酸味がお肉の油をすっきりさせてくれます。ウインナーも入っていたのでガッツリ系かと思いきや、意外とさっぱりと食べられました。

ミルクティー鍋は、なんともいえないラプサンスーチョンの燻製香がお鍋の具と混ざり合って、たまらない味わいでした。野菜と牛乳の甘みがラプサンの癖強い感じをカバーしながら、それらに負けない存在感が最高でした。


参加してくださった皆さんも和かに食べてくださって、また、お茶のセレクトや量の設定など、こだわったポイントで話も弾み、楽しいひとときになりました。



余談ですが、LINEで連絡をする時、こんなメッセージをしれっと紛れ込ませていました。



そうしたら、なんと当日、何名か実際にティーカップを持ってきてくださいました(笑)



あれ、最近のオシャレなお店のメニューかな?と思わせるくらい完成度の高い一杯。



こちらはフリフリのお洋服と相まって、まさにお嬢様お茶会感。


ティーカップから鍋の具が出てきても案外違和感はないものですね。


⚫︎シメる!

さて、鍋を堪能したら、いよいよシメの時間です。

この時点で皆さん満腹に近い状態だったので、ミルクティーの鍋だけでシメました。


作ったのは、“リゾット”

手軽なパックご飯を使います。温めずに残り汁に加えて火にかけ、米粒が汁を吸って柔らかくなってきたら、シュレッドチーズを投入。塩で味を整えて完成です。


いや〜、これがまた大人気で、美味しい美味しいと皆さん召し上がっていました。



私は、写真を撮ったり、周りの感想を聞いたりしていたのでやや出遅れてしまい、

さぁ私の分も取りに行こうと席を立つと……



あっ、無いーーッッ!!

気持ちいいくらいのすっからかんでした。


お慈悲を分けてもらって一口いただきましたが、高級レストランなどで出てきてもおかしく無いくらいのクオリティの高いリゾットで驚きました。

ラプサンスーチョンの風味とチーズとはやはり相性抜群のようですね。

本当に大満足の鍋パーティーでした。ごちそうさまでした。


最後はみんなでしっかりと片付けをして、終了しました。



以上、鍋パーティーの全容でした。大分長くなってしまいましたね。。

案外手軽に美味しくできるということがわかりました。このあと自宅でも、鍋パーティーのレシピと経験をもとに別の紅茶で何度か試してみましたが、どれもなかなか美味しく仕上がりました。

皆様も、ちょっと鍋がマンネリしてきた頃にでもご家庭で試されてみてはいかがでしょう。


KUREHAでも、寒いうちにまた第二陣、三陣やりましょうね。


—Special thanks—

お手伝いに名乗りを上げてくれた、

KMさん、MMさん、SHさん、TTさん

参加してくださった皆さん


メリークリスマス♪

閲覧数:54回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page