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スイス懐古記

更新日:2023年12月11日

こんにちは、川澄琴葉と申します。


もう冬休みが近くなってきたこの時期ですが、私は夏に三週間ほどしか行っていないスイスのことを未だに語り続けています。何か嫌なことがあるたびに「スイスに帰りたい...」とほざいている始末。流石にそろそろ夏の思い出語りはやめようと思っていた時ちょうどアドカレの話が来ました。この機会に語りつくせば頻繁にスイスの話を引っ張ってくることもなくなるのでは?と思い至りこの記事を書いている次第です。


学校生活

私は語学留学でスイスのジュネーヴという所に行っていました。この地にあるジュネーヴ大学でほぼ毎年夏と冬に開講されている、三週間のフランス語コースに参加していました。

これがジュネーヴ大学です。

東京外国語大学とキャンパスの見た目が似ています。


このフランス語コース、17歳以上の人なら誰でも参加できるので様々な国籍・職種の人と知り合えました。クルド人のジャーナリストの方や、アフリカ人でジャンベなどの民族楽器のプロ演奏家など今までの人生において全く知り合うどころか関わったことのない人達と友達になれました。ですが私とほぼ同年齢の学生もたくさんいたので大体休み時間はその子たちとお菓子を食べながらだべっていました(使用言語は英語です)。

このお菓子はだべっている時に貰って美味しかったので持って帰ってきました。

家族用のお土産だと思われて母親に食べられたときショックを受けるほど気に入ってます。

おそらく日本では買えないと思います泣


授業は、平日の朝9:00から12:30までで、フランス人の先生に教えてもらっていました。休憩時間以外はフランス語をひたすら聞いて話していました。困ったときは英語で助けを求めたり求められたりすることもありましたが、中にはフランス語でしか会話ができない人もいたため、どうにかこうにか自分の思考を伝える能力は上がったように思います。あと間違いを気にせず発言する事はできるようになりました。


放課後

先述の通りフランス語の授業は平日の12:30までしかありません。その後の授業は自由選択だったので、ジュネーヴの町を散策したりフランス語のすごろくで遊んだりスイス・フランス語を学んだりするものには出席した覚えがあります、がそれ以外(文法や発音などの授業)には行っていませんでした...。当初の目的である語学留学はどこいった。


勉強する代わりにひたすら観光をしていました。

観光も勉強の一つ。


こちらはサン=ピエール大聖堂です。

教会に入ったことがほぼなかったので荘厳さに圧倒されました。ステンドグラスから出る柔らかな光が写真に残すことができず少し残念です。確か日本語のパンフレットが置いてありました。あとお土産を買おうと20フラン札を出したらレジの人に「レアだ!」とめっちゃ喜ばれました。


レマン湖にある大噴水(jet d'eau)です。大学から歩いていける距離にあったのでよく散歩しに行きました。ここでの一番の思い出は自転車に乗った少し日本語を話せる愉快なおじいさんに"Merci beaucoup!"の発音を教えてもらった後結構しつこくLINEを聞かれたことです。にこやかにお断りしました。

夕方まで(夜9時くらいまで)は穏やかですが、暗くなるとクラブミュージックが聞こえてきたりミラーボールが回っていたりします。


土日は電車に乗って移動もしていました。

こちらはレマン湖沿いを電車で二時間ほど行ったところにあるシヨン城です。

城の中は急な階段だらけだったので次の日筋肉痛でしんどかったですが、車窓からも城からもレマン湖の美しさを堪能できて大満足でした。

お土産屋でレジを担当してくれたのがなんと日本人の方で驚きのあまり酷い日本語を話し純日本人の名が廃れました。


スイスの伝統料理チーズフォンデュも食べに行きました!

バゲットのスライスにチーズをつけて食べるという極めてシンプルなものでしたが、グリュイエールチーズの癖のあるコクが直に伝わってきてとてもおいしかったです。

場所はCafe du soleilというちょっと値段の設定が高めのカフェなのですが、食事はもちろんサービスと店員さんの顔が良く、週一で通いました。帰国前に店員さんとツーショットを撮っておかなかったのが悔やまれます。

飲み物とデザートを頼むだけなら日本でカフェに入るのと同じくらいの値段で済むので行く機会があればぜひ!!


留学最終日友達にアフタヌーンティーをご馳走してもらいました。

ちらっと値段を見たら留学中の食事の中で断トツで高くて震え上がりました。

その友達は9月以降LINEを送っても返信が来ず心配しています。次会ったらご馳走したいんですが、、


寮生活

大学のコースの参加者は基本的に寮に入るように、とのことだったので指定された寮で暮らしていました。キッチン、シャワー、そしてトイレが共用である(トイレ位部屋に設置しておいてくれ)ものの個人部屋があり、実家暮らしだった私にとっては初めての一人暮らしでした。


とはいえ共用するものが多いので必然的に人との関わりは多く、寮内でも知り合いができました。この寮にはコースに参加する人だけでなく短期出張中の社会人なども住んでいたので、食事を作るタイミングが被るとご飯を一緒に作ったり愚痴を聞いてもらったりしていました。


寮での出来事で一番記憶に残っているのはコインランドリーの中に閉じ込められそうになったことです。

洗濯が終わるのを待っていたら営業終了時刻になってしまい、突然部屋の電気が消えて入口の扉が閉まりそうになったんです。幸い入口の近くにいた人がギリギリのところで扉を押さえられたおかげで脱出できました。あの時1人だったら確実にコインランドリーで一夜を過ごすことになっていたと思います。思い返すだけで恐怖がよみがえります、、


部屋に関してはシャワールームが寒いやら網戸がないから虫や鳥が入ってくるやらトイレが共用やらいろいろと文句はありましたが、

一つ大好きなところがあります。窓からの景色です。

最初に部屋に入った時景色があまりにも美しすぎて感動しました。窓のすぐ近くにテーブルがあったので、外食する日と雨の日以外は窓を全開にして空を眺めながら食事をしていました。

毎日この景色が見られただけでも留学した価値がありました。

大好きすぎて隠しておきたい気持ちもあるのですが笑、この記事を読んでくださっている皆さんのために一枚だけお見せします。


まとめ

一度文字に起こしてみたところまだまだ喋れるネタがたくさんあるなということに気づいてしまいました。書く時間が足りなかったです。

というわけで私の知り合いの方々にはもう少しスイス話を聞いてもらおうと思います!


拙文にお付き合いいただきありがとうございました!





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